みなさんは土鍋を一年中使っていますか?
熱々のお鍋が美味しい季節は頻繁に登場するけれど、
暖かくなったら全く使わないという方もいらっしゃるかと思います。
土鍋は保温性が高く、優しい熱でゆっくり、
じんわりと食材の芯まで火を通すため、素材のうまみを生かした調理が得意です。
アルミなどの鍋に比べると温まるまでの時間はかかりますが、
いったん温まると冷めにくいので、煮込み料理に適しています。
我が家で長年使っている土鍋は、大きくて重いので、洗って乾かすのが大変。
土鍋で作る料理が美味しいということは分かっているものの、
後片付けのことを考えると、あまり普段の料理に使うことはありませんでした。
もっと気軽に日常使いできる土鍋が欲しい!と向かった先は、有田町の安楽窯さん。
独自にブレンドした原材料と耐火技術により、
抜群の耐久性と保温性に優れた土鍋を製作している窯元さんです。
(もちろん我が家の土鍋も安楽窯さん。)
安楽窯さんでは、ビックリするほどたくさんの土鍋を作っています。
小さな土鍋から、誰が使うの!?と尋ねたくなってしまうほど大きな土鍋まで、
ずらーっと並んでいる光景に興奮しました!
たくさんの土鍋の中で一際目を引いたのが、こちらの「洋風土鍋」。
安楽窯さんの確かな技術と、土鍋とは思えないオシャレなデザイン。
小さめで背が低く、2~3人用といったサイズ感。
大人4人が鍋を囲むには少し小さいけれど、夜ごはんのスープを作ったり、
日常使いにピッタリで、まさに理想の土鍋に出会いました!
個人的に使う土鍋を探しに行ったものの、
私だけではなく、こんな土鍋を探しているお客さまがいるかもしれない!と思い、
急遽オンラインショップでも販売することにしました。
色は、黒とベージュをセレクト。
「黒」はスタイリッシュな印象が強く、完全に黒に一目惚れでしたが、
「ベージュ」は使い込んでいくうちに色が入っていくから経年変化が楽しめるよ~
という窯元さんの言葉が気になり、ベージュを使ってみることにしました。
最初に作ったのは野菜スープ。
いつもの鋳物ホーロー鍋に比べると、温まるまでの時間が少し長いかな?と感じましたが、
保温性に優れているため、一度沸騰したら、火を止めてもグツグツがおさまりません。
じっくり煮込んだので、野菜の甘みが引き立つ、優しい味わいの野菜スープができました。
また、土鍋自体がしっかりと温まっているので、おかわりも熱々でした!
市販の鍋の素(750ml×1袋)で寄せ鍋も作りました。
裏面に書いてある分量より多めの具材(しかも結構多め)を入れたところ、
なんとか蓋が閉まるといった感じでした。
欲張って一気に詰め込むのではなく、途中で足したほうが良いかもしれません(笑)
念願の土鍋カレーにも挑戦!
大きめの鶏肉1枚、玉ねぎ中3個、じゃがいも大2個、にんじん1本、
カレールー180g、800mlの水でギリギリ。
あまりにギリギリすぎたので、次回からもう少し具材を減らします・・・。
じっくり炒め、じっくり煮込んだ土鍋カレー。
最高に美味しかったです!
やっぱり気になるのは、匂いと色移り。
食後に別の容器に移し替え、しっかり洗って乾燥させましたが、
一晩乾かしても匂いが多少残っていました。
翌日、お湯を沸かしてみたところ、油分が滲み出てきました。
土鍋は吸水性があるため、どうしても匂いや色が染み込みやすいです。
カレーやキムチなどは、なるべく避けたほうが良いかもしれません。
天気の良い日に、天日干ししてみます。
追記:5月28日
その後、何度もカレーを作りましたが、今のところ気になる匂いは残っていません。
白いご飯(2合)も炊いてみました。
浅い土鍋は炊飯に向かないという話を聞いたことがありましたが、
ふっくら甘くて美味しいごはんが炊けました!
蓋を閉めて強火で沸騰させると
弱火にしても噴火状態(吹きこぼれ)が続いて怖かったので、
一時的に蓋を取って沸騰を落ち着かせ、その後再び弱火にかけたらうまく炊けました。
火にかける時間や火加減など、いろいろな炊き方があると思うので、
お好みの炊き具合になるよう調整してみてくださいね!
私は土鍋ごはん初心者なので、うまく炊けるようになったらご報告します!
0コメント